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MDMツールを利用したデスクトップエージェントのインストール

1️⃣この記事について

一般的なMDMツールが提供している配布機能を用いて、Windows,Macコンピュータにdxecoデスクトップエージェント(以下、デスクトップエージェント)をインストールさせることが可能です。この記事ではその設定方法に関する関連情報を説明します。

個別のMDMツールに関して説明した記事もありますのでそちらも参考にして下さい。

💡

Microsoft Intuneを利用した方法については、以下の記事をご確認ください。

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Jamf Proを利用した方法については、以下の記事をご確認ください。

2️⃣MDMツールを用いたインストール手順の概要

一般的には以下の手順が実施されるようにMDMツール側で設定することでデスクトップエージェントをインストール可能です。

  1. デスクトップエージェントのインストーラの配布
    1. 下記からインストーラを取得し。MDMツールを用いて各コンピュータに配布設定をして下さい。インストーラは起動せずに、対象コンピュータにコピーだけをする設定をして下さい。

    2. Windows版
    3. Mac版
  1. インストール用スクリプトの配布
    1. スクリプト内で上記で配布したインストーラを実行するようにしたスクリプトを作成しMDMツールで配布するようにしてください。

      具体的なサンプルスクリプトは以下からダウンロード可能です。

    2. Windows用
    3. Mac用

      サンプルスクリプトを参考に独自のスクリプトを作成する場合は、下記の「インストールスクリプトで実施が必要な内容」を参考にして下さい。

  1. 上記のインストール用スクリプトが、コンピュータにユーザがログインするタイミングで実行されるようにMDMツールで指定するようにしてください。

3⃣注意点・前提条件

デスクトップエージェントは各コンピュータにでユーザ単位でインストールし、ログインしている各ユーザ毎にユーザ権限で動作することを前提としています。

そのためインストーラは対象のユーザ単位で実施し、アプリケーションの設定もユーザ単位で保存する必要がある点を注意して下さい。

MDMツール側でインストーラやスクリプトのインストール単位を「システム単位」・「ユーザ単位」で指定できる場合は必ず「ユーザ単位」を指定するようにしてください。

4⃣インストールスクリプトで実施が必要な内容

インストールスクリプトでは以下の内容を実施するようにして下さい。

  1. メールアドレスの決定
    1. デスクトップエージェントで利用状況を収集するにはユーザのメールアドレスをあらかじめ設定しておく必要があります。(このメールアドレスはdxeco側でメンバに登録しているメールアドレスまたはサブメールアドレスと一致している必要があります)

      インストール処理前にユーザ毎に適切なメールアドレスが決定されるようにしてください。(具体的な決定方法の例はサンプルスクリプトを参照して下さい)

  1. インスタンス名の決定
    1. デスクトップエージェントで利用状況を収集するにはデスクトップエージェントが起動する単位をインスタンス名(一般的にはコンピュータのマシン名)としてあらかじめ設定しておく必要があります。

      インストール処理前に適切なインスタンス名が決定されるようにしてください。(具体的な決定方法の例はサンプルスクリプトを参照して下さい)

  1. アプリケーションの設定の保存
    1. デスクトップエージェントをMDMツールでインストールする場合、インストールして起動する前にアプリケーションの設定を所定の設定場所に保存して下さい。

      OS毎に提供されているアプリケーション毎の設定場所に保存します。

    2. Windowsの場合
      1. Windowsの場合アプリケーションの設定はレジストリとして保存します。

        レジストリー内の以下のキー配下に各設定を保存するようにしてください。

        キー
        Computer\HKEY_CURRENT_USER\Software\dxeco-desktop-agent
         
        💡

        レジストリとは、Windowsの操作に不可欠なデータと、Windows上で実行されるアプリケーションやサービスの設定を含むWindowsにおける階層データベースです。

    3. Macの場合
      1. Macの場合アプリケーションの設定はアプリケーション毎のplistファイルとして保存します。

        以下の場所に設定を保存するようにしてください。

        ディレクトリ
        {ユーザのホームディレクトリ}\Library\Preferences
        ファイル名
        com.oro.dxeco-desktop-agent.plist
        💡

        plistはプログラムの設定情報を構造化して保存するためのXML形式のファイルフォーマットです。

      下記の設定を上記のアプリケーション毎の設定場所に設定するようにしてください。(具体的な設定方法はサンプルスクリプトを参照して下さい)

      設定キー
      設定値
      説明
      adminInstall
      ”1”
      必ず”1”を設定して下さい。
      enableUsageCollection
      “1” または “0”
      インストール後アプリ検出を自動で開始するようにする場合は”1”を、開始しない場合は”0”を設定して下さい。
      email
      上記で決定したメールアドレス
      dxeco上のメンバにメールアドレス(又はサブメールアドレス)として登録されているメールアドレスを指定して下さい。
      instanceName
      上記で決定したインスタンス名
      dxeco上で利用状況収集エージェントを区別するための名前を指定して下さい。
  1. インストーラの起動
    1. Windowsの場合
      1. デスクトップエージェントのWindows版インストーラは標準でインストーラを実行したユーザ単位でプログラムをインストールするようになっています。

        インストーラを起動するユーザが対象のユーザになるようにMDMツール側で指定して下さい。

        スクリプトでインストーラを起動する例

        # 下記のスクリプトはインストール対象のユーザで実施されることを想定
        Start-Process dxeco-desktop-agent-win-setup.exe -ArgumentList "/S" -Wait -PassThru
    2. Macの場合
      1. デスクトップエージェントのMac版インストーラは実行する際にユーザ単位でインストールするようにコマンドライン引数を構成する必要があります。

        スクリプトでインストーラを起動する例

        sudo -u "$currentUser" installer -pkg dxeco-desktop-agent.pkg -target CurrentUserHomeDirectory
 
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