1️⃣この記事について
MDMツールのポリシー配布の機能により、Windowsコンピュータ上のGoogle ChromeおよびMicrosoft Edgeにdxecoの拡張機能をインストールさせることが可能です。
Microsoft Intuneを利用した方法については、以下の記事をご確認ください。
2️⃣更新するレジストリのキーと値
レジストリとは、Windowsの操作に不可欠なデータと、Windows上で実行されるアプリケーションやサービスの設定を含むWindowsにおける階層データベースです。
Google Chrome
ポリシー配布の機能により以下のレジストリの値を書き換えることで、配布先デバイスのGoogle Chromeにdxecoの拡張機能がインストールされます。
キー | Computer\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Google\Chrome\ExtensionInstallForcelist |
値 | hkffdiapkeiakmmagccbnomcicbhpkap;https://clients2.google.com/service/update2/crx |
必要に応じてComputer\HKEY_CURRENT_USER配下の同レジストリキーに同一の値を設定することによってもインストール可能です

Microsoft Edge
ポリシー配布の機能により以下のレジストリの値を書き換えることで、配布先デバイスのMicrosoft Edgeにdxeco拡張機能がインストールされます。
キー | Computer\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Edge\ExtensionInstallForcelist |
値 | hkffdiapkeiakmmagccbnomcicbhpkap;https://clients2.google.com/service/update2/crx |

Mozilla Firefox
ポリシー配布の機能により以下のレジストリの値を書き換えることで、配布先デバイスの Mozilla Firefoxにdxeco拡張機能がインストールされます。
キー | Computer\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Mozilla\Firefox\ExtensionSettings\{bc5f82ff-a408-4036-9308-634486c8c651} |
値の名前 | 種類 | データ |
install_url | REG_SZ | |
installation_mode | REG_SZ | force_installed |
Firefoxはブラウザへのログインによるメールアドレスの自動認識に対応しておりません。
about:addons のdxeco拡張機能のオプションからメールアドレスを認証するか、
4️⃣ dxecoの拡張機能の設定を変更する場合に従い、デバイスまたはユーザー別に拡張機能の設定を変更する必要があります。
3️⃣拡張機能のインストールを確認
Google Chrome
- Google Chromeを開き、アドレスバーから「chrome://policy」に移動します。
- [Chrome Policies]より、[ExtensionInstallForcelist]が設定されていることを確認してください。

- デクセコの拡張機能がインストールされていることを確認してください。

Microsoft Edge
- Microsoft Edgeを開き、アドレスバーから「edge://policy」に移動します。
- [Microsoft Edge Policies]より、[ExtensionInstallForcelist]が設定されていることを確認してください。

- デクセコの拡張機能がインストールされていることを確認してください。

Mozilla Firefox
- Mozilla Firefoxを開き、アドレスバーから「about:policies」に移動します。
- ポリシーについて「有効」から[ExtensionSettings]が設定されていることを確認してください。
- 「about:addons」にて直接インストールされていることを確認してください。


4⃣dxecoの拡張機能の設定を変更する場合
MDMツールからdxecoの拡張機能の設定を変更する場合は以下の方法で設定を変更することが可能です。この方法を利用して管理者側からEmailアドレスを認証済みに設定したり利用アナリティクスを利用可能に設定することが可能です。
注: Emailアドレス等のユーザ毎に異なる値は配布する設定スクリプトの中で適切な値を取得・設定するようにする必要があります。Emailアドレスの取得・設定のサンプルスクリプトは以下からダウンロードできます。
Google Chrome
以下のレジストリ配下の値を設定することで、配布先デバイスのGoogle Chromeのdxecoの拡張機能の設定を更新できます。
キー | Computer\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Google\Chrome\3rdparty\extensions\hkffdiapkeiakmmagccbnomcicbhpkap\policy |
必要に応じてComputer\HKEY_CURRENT_USER配下の同レジストリキーに同一の値を設定することによってもインストール可能です
値の名前 | 種類 | 値 |
email | REG_SZ | 利用データに紐づくEmailアドレス
※このアドレスを持つメンバーの利用データとしてdxecoに送信されるようになります |
useUsageAnalytics | REG_SZ | 利用アナリティクスを有効にする場合”true”、無効にする場合”false” |

設定値は以下の方法で確認できます。
- Google Chromeを開き、アドレスバーから「chrome://policy」に移動します。
- 表示される画面内で[デクセコ]の欄を探し、各値がポリシー値として設定されていることを確認してください。

Microsoft Edge
以下のレジストリ配下の値を設定することで、配布先デバイスのGoogle Chromeのdxecoの拡張機能の設定を更新できます。
キー | Computer\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Edge\3rdparty\extensions\hkffdiapkeiakmmagccbnomcicbhpkap\policy |
必要に応じてComputer\HKEY_CURRENT_USER配下の同レジストリキーに同一の値を設定することによってもインストール可能です
値の名前 | 種類 | 値 |
email | REG_SZ | 利用データに紐づくEmailアドレス
※このアドレスを持つメンバーの利用データとしてdxecoに送信されるようになります |
useUsageAnalytics | REG_SZ | 利用アナリティクスを有効にする場合”true”、無効にする場合”false” |

設定値は以下の方法で確認できます。(注: Microsoft Edgeでは「edge://policy」画面内で個別の拡張機能の設定は確認できません)
- Microsoft Edgeを開き、機能拡張メニューから[デクセコ]-[機能拡張のオプション]に移動します。

- 表示されるオプション画面に設定値が表示されていることを確認してください。

Mozilla Firefox
Firefoxの拡張機能に以下の設定を行うには、拡張機能のバージョンが0.0.53以上である必要があります
以下のレジストリ配下の値を設定することで、配布先デバイスのFirefoxのdxecoの拡張機能の設定を更新できます。
キー | Computer\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Mozilla\Firefox\3rdparty\Extensions\{bc5f82ff-a408-4036-9308-634486c8c651} |
値の名前 | 種類 | 値 |
email | REG_SZ | 利用データに紐づくEmailアドレス
※このアドレスを持つメンバーの利用データとしてdxecoに送信されるようになります |
useUsageAnalytics | REG_SZ | 利用アナリティクスを有効にする場合”true”、無効にする場合”false” |
必要に応じてComputer\HKEY_CURRENT_USER配下の同レジストリキーに同一の値を設定することによってもインストール可能です
